先日、重機産業に続いて造船産業に対するSimulationXの有用性についてご紹介しましたので、今回もSimulationXを適用したお客様の成功事例についてご紹介したいと思います。
今回、事例として取り上げますGermanischer Lloyd(ドイツロイド船級協会)は5本指に入る船級協会に属する、1867年にドイツ ハンブルクで設立された非政府組織です。海洋環境や資源の保全及び船舶の建造から運用に関する基準を定め、第三者機関として検査を行いその結果を保証しています。
昨今の環境への懸念や基準の厳格化に伴い、燃費改善の需要が高まっています。しかしながら試験を行うのは非常に大掛かりであることや長い時間が必要という事及び現状の試験方法では信頼性が高くない事からより有用な方法を模索していました。
そこで、実験とSimulationXで構築したモデルを組み合わせて独自のツールを作成する事で燃費改善に関する信頼性の高い分析と最適化を行うことが出来るようになりました。
2004年、日本イーエスアイ(株)入社。自動車をはじめ各種産業分野のCAE受託解析業務及びVPSの技術サポートに従事。2016年からSimulationX及びVPSとの連成解析関連の受託解析業務、サポート、プリセールスエンジニアとして従事。