今回は、SimulationXで作成したモデルの保存方法について簡単に触れてみたいと思います。
SimulationXで保存する場合には拡張子.isx/.ism/.moの3種類が選択可能ですがそれぞれの特徴があります。
SimulationX Project(.isx)はバイナリファイルで大きなファイルとなったモデル及び結果データの読み込み/保存を素早く行うことが可能です。モデルのサムネイルとなる画像が含まれるため、Windowsのエクスプローラ上でファイルを選択すればプレビューウィンドウ上に内容を表示させる様に設定することも可能です。また、SimulationX Project(.isx)とSimulationX Model(.ism)ではZIP形式にて圧縮することでファイル容量の削減に貢献することやパスワードに依るアクセス権の設定、CADデータを含めるかどうかの選択等が可能です。
これに対して、SimulationX Model(.ism)及びModelica File(.mo)はテキストファイルなのでエディタで内容を確認することが可能です。
また、他にもPrintメニューより印刷物として出力することが可能(上図参照)であり、モデルの概要から入力されているパラメータ等を一覧として見ることが可能なため、仕様書的に用いることも考えられます。
2004年、日本イーエスアイ(株)入社。自動車をはじめ各種産業分野のCAE受託解析業務及びVPSの技術サポートに従事。2016年からSimulationX及びVPSとの連成解析関連の受託解析業務、サポート、プリセールスエンジニアとして従事。