今回はVisual-Assemblyの設定画面(Advisor)について紹介します。
まず、本ソフトウェアの大きな特徴として3つの工程により組付け解析を精緻に再現します。
1. Pre-positioning:治具にワークをセット
2. Holding:クランプによるワークの保持
3. Joining:溶接
自動車業界のパネルのような、薄板鋼板についてはPre-positioningからJoiningまで計算されることが多く、重工業業界の厚板に対しては変形量が小さいためJoiningだけを実施することが多いです。
各Advisor間はメニュー画面から簡単に切り替えることができます。
溶接が終わったらその結果を引き継いでさらに次工程のPre-positioningに引き継いでいくことにより、現実的な状態を再現できます。(設定も引き継ぎ可)
もちろん、各Sub-Assyの結果を持ち寄り大きなAssyを組む工程を解析することも可能です。
以上、第6回目はVisual-Assemblyの設定画面(Advisor)についての紹介でした。
エンジニアリングサービス会社で構造・溶接CAEに従事。2018年日本イーエスアイ(株)入社。SYSWELD・Visual-Assemblyといった溶接・組み立てソフトを担当。