皆様、こんにちは。
当ブログでは、新機能や便利機能、使用事例等を紹介してまいりますが、今回はPAM-STAMPでのカム成形の設定についてご紹介します。
先ずは、PAM-STAMPでカム成形の設定を行った際の動作例の動画をご紹介します。
PAM-STAMPでは、実機の成形条件(パッドストローク、パッド圧、カムストローク、成形速度、カムへの速度伝達比)を入力することで、実機の成形過程を再現することができます。
それぞれの工具の成形タイミングを実機相当に設定すると、成形部の面品質や精度の検討、更にはカム方向とプレス方向の成形ラップ部のグースネック設定等の型構造の検討も行えるようになるため、CAEによる検討業務において、多くのメリットを生み出すことができます。
上図では、フェンダーの方案の一例を示していますが、同一工程内で複数の工具が様々な角度から成形される方案であっても、正しく条件を入力することで実機の状態を再現することができます。
今回のカムの設定について少しでも興味を持たれた方は、下記のフォームよりお気軽にお問い合わせください。
完成車メーカにてプレス金型の設計と成形解析業務に従事。2019年に日本イーエスアイ(株)に入社以降、板成形解析ソフトであるPAM-STAMPのプリセールスやサポート業務に従事。