今回は SYSWELD / Visual-Assembly 共通のビードモデル自動作成機能についてご紹介します。
溶接解析ではワークのモデルとは別にさらに溶接部のビード部もモデル化する必要があります。
数が多かったり曲線だと多くの工数がかかります。これから紹介する機能を使えばそんな苦労から解放されます。
本記事では重ね溶接のビード作成方法をご紹介します。
1. Welding >> Weld Beadを呼び出します(Shell, Solid対応)
2. イメージ図を参考に各パラメーターを選択、入力します。
ここでビードの大きさなどが変わります。
3. Shellの場合はリメッシュ範囲を指定します。(黄色部分)
Solidの場合は作成されるビードの断面パターンを決定します。
4. 完成予想(紫)が表示されますので良ければ決定して終了です。
以上で終了です。簡単ですね。
例では直線でしたが、もちろん曲線でも機能します。
Solidの場合は、分割数を合わせない限り連続になりませんが、不連続部分を連続体として扱う機能もありますので心配は不要です。そちらはまたの機会に紹介します。
以上、第8回目はビードモデル自動作成機能についての紹介でした。
エンジニアリングサービス会社で構造・溶接CAEに従事。2018年日本イーエスアイ(株)入社。SYSWELD・Visual-Assemblyといった溶接・組み立てソフトを担当。