ISO11451-2やECE R10などのEMC規格で規定されている放射イミュニティの解析事例です。外部からの電磁波によって車室内ハーネス(ケーブル)に誘起される電流・電圧レベルを解析し、ハーネスに接続される電子機器の耐性評価を行う事が可能です。
FDTD法とMTL法(CRIPTE)を組み合わせた3D/MTL解析(カップリング)を適用しています。下記ではオーディオケーブル配線の事例をもとに解析設定とソフトウェアの特徴を紹介します。
センターカット
自動車の放射イミュニティ解析 | |
モデル名 | vehicle_harn_sus_1MHz |
総セル数 | 4,777,188 |
Time step (dt) | 0.26289E-10 sec |
Time step数 | 30,746 |
吸収境界 | PML (R0=0.01) |
マシンOS、CPU | Windows 7 Professional, Service Pack 1 Architecture Intel64, Version 6.1.7601 Intel(R) Core(TM) i7-6820HQ CPU @ 2.70GHz (8 cores) |
CEM3D Ver. | MPP_2.3.3 |
Memory (FDTD計算) | 246 MBytes |
CPU time(FDTD計算) | 19.2 Min. (4 proc.) |
電気機器メーカーにて電磁接触器の設計に従事し、電磁界解析の経験を積む。1999年より現在まで日本イーエスアイ(株)にて電磁波解析を担当し、主に自動車関連メーカーの解析をサポート。