今回はVisual-Assemblyによるモーフィング機能について紹介します。
まず、モーフィングとは実際のパネル形状を再現することです。一般にプレス成型によってできた部品は、スプリングバックなどにより正寸のものとは形状が異なります。そのため、解析でも正寸の状態のものではなく実際のパネル形状を反映させることで、解析精度の向上を図ります。
用意するものは、正寸CADと実測点群データ(.stlなど)だけです。
モーフィングを行う事で正寸メッシュを実測データの中間(中立面位置)にFitさせることができます。
モーフィングが終了すると自動でメッシュが出力されますので、それを使用して解析を行う事ができます。
モーフィング後のメッシュを使用することでよりリアルな解析を行う事が可能です。
以上、第15回目はVisual-Assembly のモーフィング機能についてでした。
エンジニアリングサービス会社で構造・溶接CAEに従事。2018年日本イーエスアイ(株)入社。SYSWELD・Visual-Assemblyといった溶接・組み立てソフトを担当。