PAM-COMPOSITESの最新Ver2020.5において、不連続繊維複合材による準構造部品向けソリューションとして、新モジュールPAM-SMCが追加となりました。
PAM-SMCは、SMC(Sheet Molding Compounding)成形プロセスのシミュレーションで、チャージフォーミングからフローまでをシェルメッシュ(2.5D)を使い高速で計算します。
開発初期段階における成形性評価に最適で、チャージ配置、チャージ板厚・枚数、型締め速度などの成形条件を振った計算を ”簡単に、速く、多く” 実行することが可能です。
代表的な自動車ボディ部品での計算時間実績 は、数分~1時間以内です。
フロー進展、繊維配向テンソル、金型が受ける反力、型内圧などをアウトプットとして得ることができます。
左記に自動車用バッテリーボックスのフローアニメーションを紹介します。
チャージ配置初期状態では繊維はランダムに配向しています。
圧縮によるフローフロントの進展とともに、繊維配向が特定の方向に変化していく様子が確認できます。
2008年 日本イーエスアイ株式会社 入社。薄板金属成形解析業務を担当したのち、現在は樹脂複合材成形解析を兼務。製造業各社に向けた技術サポート、コンサルティング業務に従事。