今回はContact Force数値可視化について紹介します。
IC.IDO 14.0が出る前までは、物と物との接触を赤い矢印で位置・方向・大きさを表示するだけでした。
Contact Force数値可視化の機能が追加されたことにより、どの位置にどの程度の大きさの力が加わっているかわかるようになりました。
ティーポットの蓋を1kgに設定し重力をかけた場合、どのように表示されるかという非常にわかりやすい設定の動画をご覧いただきたいと思います。設定通りの反力がたえず発生しているということがおわかりいただけると思います。
さて、余談となりますが今回の動画で登場しているティーポットはCGの世界では非常に有名なティーポットのようで、名前まで付けられています。
その名もユタ・ティーポットです。その歴史についてはこちらのリンクを参照願います。
こちらのユタ・ティーポットは”劇場用長編映画としては世界初のフルCGアニメーション作品”でも登場しており、今回はその登場場面に近づけたティーポットの配色及び人体モデルRAMSISの手まで再現しております。
本題から脱線してしまいましたが、Contact Force数値可視化の紹介は以上です。
次回はIC.IDO 14.1のリリースに関する情報を更新します。
2019年、日本イーエスアイ(株)入社。上級バーチャルリアリティ技術者(Senior Virtual Reality Specialist)資格取得。入社後はユーザーへのサポートやプリセールスエンジニアとしての活動に従事。