前回、医療機器産業に対するSimulationXの有用性についてご紹介しましたので、今回もSimulationXを適用したお客様の成功事例についてご紹介したいと思います。
今回、事例として取り上げますSchaerer Medical AG(シェーラー メディカル)は1892年にスイスで設立された、可搬型手術台、医療アクセサリや手術に関する訓練からアプリケーションまで様々な製品を国内でほぼ独占的に製造している企業であり、その製品群の優れた精密さ、品質、耐久性などが世界的に知られています。
医療現場に於ける要求は常に変化しており、それらに即座に対応した最適な製品を提供することが求められ続けています。しかしながら短期間での開発は、詳細な試作品に依る検証を困難にすることを意味します。
そこで、彼らはESI ITIのエンジニアリングサービスを通じて、油圧とメカ機構の複雑な相互作用を検討できるモデル作成を行いました。これにより効率的な開発を実現し、さらにはエンジニアが製品開発の様々な可能性に気付くことが出来ました。
私どもでは開発陣を含めた優秀なエンジニアに依る受託も請け負っておりますので、モデル化にお困りのことがありましたらお問い合わせください。
2004年、日本イーエスアイ(株)入社。自動車をはじめ各種産業分野のCAE受託解析業務及びVPSの技術サポートに従事。2016年からSimulationX及びVPSとの連成解析関連の受託解析業務、サポート、プリセールスエンジニアとして従事。