IC.IDOのヒューマン・モデルは人間の手作業を必要とする様々な分野で活躍してきました。車や電車、船、産業機器など人間がユーザとなる製品の開発にも使われてきました。
世界の様々な規格に対応しているため、地域によって異なる作業・使用環境に合わせて、作業性、リーチ、身体への負荷、視野などの検証に活用できます。
検証の例
作業性検証
作業性の検証はヒューマンモデルを使わずVRでも十分可能です。しかし、場合によってはヒューマンモデルでの検証が効果的なケースもあります。
例えば、100名規模の工場で人員配置や作業スペース、動線などを確認する際に、検証者がVRでそれぞれの作業者になって検証することは難しいです。
このような場合に100体のヒューマンモデルを配置し、検証者は観察者として客観的目線で見ることが可能です。観察者として検証を行えば、客観的視点で配置をレビューできるとともに、資料も作りやすいです。VRを使えば更にリアルな空間感覚を持って、工場の人員配置を検証できます。
活動範囲、間隔、道具への距離、移動ルートなどを考慮し、最も効率的な配置案を見つけ出すことができます。
新しいモデルの導入
今回IC.IDOのモデルの改良は、今までのモデルよりも細かい動きを表現でき、それによって更にリアルな検証が実現可能です。
古いモデル
新しいモデル
インタフェースの改良
検証者の作業性を重視し、インタフェースも改良されました。
その他変更点
動きの自然さ、身体の負荷表現の精度、コスチュームやスキンテキスチャの適応、多様な手のテンプレートの追加などがあります。
アジア地域において広報・マーケティングを担当する。