フランスのSafran Nacelles社はデザインや組立順の妥当性、生産設備の配置、作業者の姿勢の検討、
そしてIC.IDOの相互作用性を活かして、作用者のトレーニングに至るまで幅広い領域で活用しています。
2015年上半期からSafran Nacelles社はVR技術を新製品とプロセス設計に活かすプロジェクトを始めました。
Safran Nacelles社のエンジニアは見ることも動かすこともできるて人の姿勢も確認・再現、作業者へのトレーニングに繋げ作業効率をあげるためのツールを探していました。約6っヶ月間に渡って、IC.IDOのユーザーであるBoeing 、Airbus and Renaultに活用現状を聞き、VRのハードウェアとIC.IDOを導入することを決めました。
本格的な使用は4m✕2.5mの大型スクリーン2面のCAVEをデザイン施設の中心に設置することから始まりました。使用開始から約半年立ったところで彼らはVRを活用した60項目の活用ケースを作り出しました。CAVEが設置されているVRルームは完全なローカル・リモートのハブとして使われています。毎日デザイン検討に使われています。エンジニアは簡単にプロジェクトを実寸サイズで見て欠陥を早期発見します。そうすることで設計後半に爆弾のような大きい欠陥が出ることも無いでしょう。
実際のサイズで、CADのパーツを見て動かすことができるので、エンジニアは各パーツへの接近性を見ることができます。どれほど整備作業が複雑でも作業に適切な工具の設計、人間のダミーを活用した作業者の姿勢確認、また相互的に実作業と同じ環境でのシミューレーション、この全てにIC.IDOを活用しています。
IC.IDOは我が社のエンジニアの働き方を変えた。試作を何度も作り直しても費用がかからない、
デザインが決まってデータができたらすぐその中を歩ける。実際現場に行く必要もないので時間を短縮できる。
Philippe JAMESVice President Continuous Improvement and Risks at SAFRAN Nacelles.
動画も添付しますのでご覧ください。
IC.IDOはプロセス検証の手段としてSafran Nacceles社に信頼され、完全に定着することができました。エンジニアリングチームは彼らのデータを初めて物として見るまでの時間が短くなりました。各10個のチームにSafran社のVR専任エンジニアが配属し、IC.IDOの定着・拡散をサポートしてきました。これからはIC.IDOのCooperate(遠隔共同作業機能)を活かして、彼らのカスタマーとデザインをレビューする計画をしています。
上:VR
下:VRをもとに作られた現場
アジア地域において広報・マーケティングを担当する。