IC.IDOにはSpecial Trackというモジュールがあり、実物と3Dデータをリンクさせることができます。様々なハードウェアに対応していますが、今回はHTC VIVEのアクセサリであるVIVE Trackerを用いた検証場面をご紹介したいと思います。
現実世界のアイテムを、モーショントラッキングされたオブジェクトまたはコントローラとしてVR空間内に取り込んだり、カメラにマウントしてMRビデオを録画したりできます。
実物とデータをシンクさせ、重さや持ち心地も感じられます。
エンターテイメント用のオブジェクト
ライフル、ラケットなどエンターテイメント目的で、市販されている物が多いですが、
このトラッカーは色んなものに付着できるので、産業用途でも様々な検証が可能です。
産業用ツールへ付着
例えば、電動ドリルやレンチなどの工具へ付着できます。
付着後のイメージ
下の動画はHTC VIVEトラッカーを用いた工具の検証を紹介しています。
コントローラでデータを掴むより、直接工具を持って操作した方がより高い臨場感、没入感を感じることができます。
また精度の面でもコントローラを通じて動かすより少し高くなりますので、実際の工具と3Dデータがある場合に、リアルな検証が可能です。カスタマイズした工具を制作する際にもデータ段階で事前に使い心地を試せます。箱などをモジュールとして検証するなど検証の幅が広がります。
製作していない治工具のデータと似ている持ち感のある実物をリンクさせて、仮想試作としても検証可能です。動画をご覧ください。
アジア地域において広報・マーケティングを担当する。