前回に引き続き、モデルを作成する上でちょっと役立つTipsをご紹介します。
モデルを作成していく中で、あるエレメントが他のエレメントのパラメータや重力,時刻など様々な値を参照することが有りますが、複数のエレメントから参照されたり、どのエレメントにも属さない様なパラメータである場合、一つのウィンドウ内にまとめてしまうことが効率的です。
今回は、General Parametersとしてユーザーに依るパラメータテーブルの作成をご紹介します。
まず、GUIのTypesタブにあるモデル名の上で右クリックをし、Open⇒TypeDesiner...と辿ります。(図1)
(図1)
すると、TypeDesignerが開くので"Components"タブでテーブルの作成を行います。(図2)
(図2)
(図3)
必要に応じてその他のタブも入力を行い、作成が終了したら"Finish"ボタンをクリックします。この時、絵が登録されていないと注意(図3)が表示されますが、特に必要が無いので"Yes"をクリックします。
後は、ダイアログウィンドウ上でダブルクリックし、モデルプロパティウィンドウを表示させれば図2で作成したテーブルが図4のように表示されるので値を変更したり、このパラメータを他のエレメントから参照することも可能になります。
(図4)
2004年、日本イーエスアイ(株)入社。自動車をはじめ各種産業分野のCAE受託解析業務及びVPSの技術サポートに従事。2016年からSimulationX及びVPSとの連成解析関連の受託解析業務、サポート、プリセールスエンジニアとして従事。